結論:なつきます。ただし、その子による
「フクロモモンガってなつくの?」これ、お迎え前に一番気になるところですよね。
結論から言います。なつきます。肩に乗ってきたり、ポーチから顔を出して甘えてきたり、ちゃんと飼い主を覚えて慕ってくれます。
……ただし、ここに大きな但し書きがつきます。なつき方には、とんでもない個体差があります。この記事では、なつかせ方の基本と、うちの3匹で痛感した「個体差の現実」を正直に書きます。
まず大前提:フクロモモンガは「なつく素質」がある動物
フクロモモンガは、野生では集団で生活する動物です。つまり、もともと仲間とコミュニケーションを取って暮らす生き物。だから人間にも慣れる素質はちゃんとあります。
「爬虫類みたいに、なつくというより慣れるだけ」みたいな話とは違って、フクロモモンガはちゃんと甘えてくれます。そこは安心してください。問題は、そこにたどり着くまでの道のりが、子によって全然違うということです。
なつかせ方の基本3つ
うちでやってきた、効果のあった基本を3つ紹介します。
① とにかく声をかける
いきなり手を出すと警戒されます。まずは名前を呼んでから触る、おやつをあげるときも名前を呼ぶ。これを繰り返して「この声・この人は安全」と覚えてもらいます。地味ですが、これが一番の基本です。
② 匂いを覚えてもらう
フクロモモンガは匂いにとても敏感です。これを逆手に取ります。ポーチごと自分の体の近くに置いておく、首から下げるポーチに入れて自分の匂いを覚えてもらう。これがけっこう効きます。触らなくても、そばにいるだけで距離が縮まる作戦です。
③ おやつの力を借りる
結局これが一番手っ取り早い。おやつをあげながら、少しずつ手に慣れてもらう。どうしても警戒が強くて噛まれそうなときは、軍手をつけて、こっちがビクビクしないことも大事です。人間が怖がってると、それも伝わるので。
そして現実:同じ家の3匹で、こんなに違う
ここからが本題です。上の基本を、うちは3匹みんなに同じようにやってきました。その結果がこれです。
次女のおもち。この子は最初から人懐っこくて、触れ合いも余裕でOK。なつかせ方とか考える前に、向こうから慣れてくれました。模範的ないい子。
末っ子のマシュマロ。新入りですが、ふれあいは結構許してくれます。警戒心もそれなりにあるけど、まあ普通になついてくれた組。
そして長女のきなこ。一番付き合いが長いのに、一番なついてません。声もかけた。匂いも覚えてもらった。おやつも使った。基本、全部やった。それでもいまだに、触れ合いをなかなか許してくれません。
同じ家で、同じ人間が、同じようにやって、この差です。なつき方は、努力だけじゃどうにもならない部分がある。これが3匹育てた正直な実感です。
だから、なつかなくても落ち込まないで
もしあなたが今「うちの子、全然なつかない…」と落ち込んでいるなら、伝えたいことがあります。
それ、あなたのせいじゃないかもしれません。きなこを見てください。2年半、最古参、毎日お世話してる飼い主にすら、まだツンツンしてます。でも、それでいいんです。
大事なのは、向こうのペースを尊重して、焦らないこと。時間をかけて、その子なりの距離感を見つけていく。それが、フクロモモンガとの暮らしだと思います。