部屋んぽ=部屋でのお散歩。運動不足とストレス解消に
「部屋んぽ」という言葉、ご存じでしょうか。部屋の中でペットを散歩させること、つまりケージから出して部屋で遊ばせることです。
フクロモモンガにとっては、運動不足の解消とストレス発散になる大事な時間。毎日やる必要はありませんが、時間があるときにやってあげると喜びます。うちは長くて30分くらい、できる範囲でやっています。
部屋んぽ最大の敵は「脱走」と「行方不明」
楽しい部屋んぽですが、油断するととんでもないことになります。フクロモモンガは小さくて素早くて、しかも滑空する。つまり一瞬で見失います。
家の中でモモンガを見失ったときの絶望感、飼い主なら分かるはず。あの小さい体が、家具の隙間、家電の裏、カーテンの上、どこにでも入り込めてしまう。「さっきまでそこにいたのに!」が普通に起きます。
部屋んぽ前にやっておくべき安全対策
① コード類を片付ける
これが最重要。フクロモモンガはかじる習性があるので、電気コードをかじると感電の危険があります。手の届く範囲のコードは、できるだけ片付ける・隠す・カバーをする。命に関わるので、ここだけは絶対に手を抜かないでください。
② 狭い隙間をふさぐ
家具の裏、家電の隙間、ソファの下。モモンガは信じられないほど狭いところに入り込みます。入られると出てこられなくなったり、最悪挟まったりするので、部屋んぽする部屋はモノを減らして、隙間を物理的にふさいでおくと安心です。
③ 脱走ルートを断つ
ドアや窓が開いていたら一発アウト。部屋んぽ中は必ず締め切る。換気扇やエアコンの隙間なんかも、念のため意識しておきましょう。
不安なら「サークル」や「テント」の中で遊ばせる
「部屋全体をモモンガ仕様にするのは大変…」という人には、囲いの中で遊ばせる方法がおすすめです。サークルで囲ったスペースや、ワンタッチテント(蚊帳)の中で遊ばせれば、逃げない・隠れない・なくさないの三拍子。
うちでもふれあい用にワンタッチテント(蚊帳)を使っています。これが本当に安心……なんですが、安心と引き換えに、別の試練が待っていました。逃げ場がないということは、こっちにも逃げ場がないということなんです。
まず、滑空。テントの中でテンションが上がったモモンガは、当然のように飛びます。どこへ?こっちの顔面めがけてです。狙ってんのかってくらい正確に、顔に向かって滑空してくる。初めて顔面着陸されたときの「ぎゃっ」という声、家族に笑われました。可愛いんですけどね。可愛いんですけど、心臓に悪い。
そしてある日の事件。テントの天井部分によじ登ったマシュマロを、下から「おー、元気だな〜」と見上げていたんです。平和な時間でした。次の瞬間、真上からうんこが降ってきました。重力に従って、まっすぐ、私の顔に。無防備に口を開けて見上げていた自分を恨みました。
てへ、じゃない。
……という事件を経て、我が家は学びました。蚊帳の中に、掃除グッズを最初から持ち込む。これです。うんこも、おしっこも、テント遊び中は容赦なく発射されるので、その場で即対応できる装備が必須なんです。
うちが蚊帳に常備しているのは2つ。まず「おしりふき」という名のウェットティッシュ。これでモモンガが汚した箇所も、自分の顔も(涙)、その場でサッと拭けます。
ちなみにこのおしりふき、モモムスコが生まれたときからの我が家の愛用品です。赤ちゃんのおしり用に常備していたのが、気づけばモモンガのうんこ対応に転用されている。用途は変われど、信頼は揺るがず。子育て経験のある家庭なら、家に箱買いのおしりふきが常にあるあの感じ、分かってもらえますよね?あれ、本当に何にでも使えるんですよ。赤ちゃんからモモンガまで。
もう一つは普通のティッシュ。乾いた汚れや、軽く拭きたいときはこっちが早い。ウェットティッシュとティッシュ、この2枚看板を蚊帳に持ち込んでおけば、たいていの「発射」に対応できます。備えあれば憂いなし。備えなければ、顔で受けることになります。
とはいえ、これも含めて部屋んぽの醍醐味です。閉ざされた安全空間でモモンガと差し向かいで遊べるので、見失う心配はありません。顔面に色々飛んでくる心配はありますが、見失うよりはるかにマシ。部屋んぽデビューの最初は、こういう囲いの中から始めるのが無難だと思います(顔と、掃除グッズの準備を忘れずに)。
まとめ:準備さえすれば、部屋んぽは最高の時間(顔以外は)
部屋んぽは、モモンガの運動とストレス解消になるだけでなく、飼い主との大事なふれあいの時間にもなります。ただし、脱走と事故のリスクと隣り合わせ。「遊ばせる前の準備が9割」と覚えておいてください。